成人のお口の健康管理と予防のための チェックポイント!
一度むし歯の治療を受けたところは要注意部分です。どんなに精巧に治療しても、人工物の周囲はプラークがたまります。特に被せものが合っていないところは、ブラッシングしても歯垢がとれずむし歯が発症しやすく歯周病も悪化するところです。
歯周病の治療によって歯肉が下がると、露出した根の部分がむし歯になりやすくなります。理由は、歯の根はエナメル質である歯冠より酸に弱い象牙質だからです(エナメル質はph5.5で溶け出しますが、象牙質はph6.2程度で溶けます)。
歯周病の治療を受けていない方でも、加齢とともに歯肉がやせ歯の根元が見えてきます。久しぶりに歯科医院を受診したら、根元の部分にたくさんむし歯が発見されることがありますが、これが「根面う蝕」です。歯周病の治療で露出した歯の根がむし歯になるのと理由は同じです。
むし歯や歯周病の原因はプラークですが、ホームケアのブラッシングが不十分な方や歯科医院でのプロによる定期的なケアを受けていない方は、プラークや歯石がたまりむし歯や歯周病の原因になります。
唾液には、酸性に傾いたお口の中を中和したり、溶け出したカルシウムを歯の表面に戻す(再石灰化)など、お口の健康を守る様々な働きがあります。加齢とともに唾液の量も減り、それだけむし歯を予防する力も衰えます。