2022.10.28むし歯の進行
むし歯の進行状態は、4段階に分類されています。
みなさんも学校や歯科の健診でC1、C2という言葉を聞いたことがあると思います。
これはむし歯の進行度を表す記号です。
自覚症状が表れたときには、むし歯はかなり進行しています。
正しい知識と定期的な受診で、あなたの歯を守りましょう。
むし歯の始まり観察が必要
表面が浅く溶け初期の状態。表面が白く濁ったり、溝が茶色になったりするが、見た目にはほとんどわからない。削らずに再石灰化を促して、様子をみる。
痛みを伴う自覚症状なし
歯の表面に白い斑点が現れ、だんだん黒ずんでくる。奥歯では溝に沿って白いスジ状になることがある。
冷たい水や風が歯にしみる
むし歯は、エナメル質と象牙質との境にそって、横に広がることが多く、広い範囲を削らなければならないことがある。
熱いものもしみズキズキ!
歯髄を取ると歯はもろくなる。しかし、歯髄はデリケートで、炎症をおこすと治りにくく腐りやすいので、取らざるを得ない場合が多い。
歯の根だけ残る末期状態
以前治療した歯から重症化することが多い。歯の根までむし歯になるか、化膿していると抜歯。
むし歯の4条件
・歯の質
・むし歯菌
・むし歯を作りやすい糖分
・時間の経過
むし歯ができる原因を知り、予防を心がけることが大切です。
あなたの少しの努力で、いつまでも歯の健康を守ることができます。