2021.11.12どうしてむし歯になるの?
口の中にはむし歯菌が棲んでいます。
むし歯菌は歯のすき間などに残った食べかすを食べ、糖分を 分解してネバネバした歯垢(プラーク)をつくり、その中で増えます。
さらに、むし歯の原因となる酸を作り、歯を溶かします。
歯垢の付着はすばやく、食事のすぐ後からはじまります。
ただし、口の中にはいつも唾液が流れていて、歯に付いた汚れも洗い流しています。
また歯はいったん溶け出しても、唾液の中からカルシウムや リンなどを取り込み、再石灰化して元に戻る力をもっています。
でも、歯磨きをしないで古い歯垢をためていたり、甘いものをたくさんとる習慣があると、再石灰化が追いつかず、むし歯になってしまいます。
※お口の中は食事のたびに、脱灰(歯が溶ける)と再石灰化(唾液作用による再生)を繰り返します。
食事中は唾液がたくさん出るようによく噛んで食べ、
食べたらすぐ歯を磨きましょう。
むし歯菌はこういう所が大好き!
歯と歯の間
すき間は汚れが深く入り込み、むし歯菌にとっては最高の繁殖場所!
むし歯菌は、汚れを養分にしてどんどん増えます!
歯と歯が噛み合う面の溝
奥歯は良く使う歯なので汚れやすく、特に噛み合う部分の溝は汚れがたまりがちで、むし歯のすみかに!
歯の生えぎわのくぼんだ部分
歯と歯ぐきの境目で、歯ブラシが当たりにくいところです。
ここにむし歯菌が棲みついてしまいます!
定期的に歯科医院での診査を受けましょう