2022.07.08いろいろある義歯、あなたが選ぶのは・・・?
歯を失った際には必需品の義歯ですが、材料と製作技術が進歩し、使い心地の良い様々なタイプのものが開発されています。義歯を選ぶときには、噛む機能を回復する点を重視するのは当然ですが、見た目の美しさの回復や心理的な不快感を軽くしてくれることも大切なポイントです。
保険対象の義歯
レジン床義歯
床がレジン(プラスチック)製で、保険対象の義歯はこのタイプです。
レジンは扱いやすい素材で、調整や修理が簡単です。
ただ床が厚いため装着感にやや難点があります。
床が金属の義歯
床が金属の義歯です。薄く精密な加工ができ、ぴったり合う義歯ができます。
熱伝導により温熱がわかり、食べものの味もわかります。
費用の一部を保険で負担することができます。
自由診療の義歯
金属床義歯
床が貴金属の義歯です。
人工歯も白いセラミック製の歯にできます。
ノンクラスプ義歯
ナイロン系の弾力性のある素材で作られており、見た目からはほとんど義歯とわかりません。
軽く薄い義歯で装着感は快適です。
コンフォート義歯
床の歯ぐきに触れる側を生体用シリコーンで覆い、歯ぐきにかかる負担を軽くした義歯です。
シリコーンの弾力性で吸着がよく、歯ぐきの衰えも防ぎます。
アタッチメント義歯
外から義歯の固定方法が見えないように工夫された義歯です。
固定がしっかりしてよく噛めて見た目もきれいです。
ミリング義歯
支える歯に、はめ込み式に固定します。
お口全体のバランスを考えて設計される義歯で、
残った歯をよく保ち、たいへん安定性がよい義歯です。
磁性アタッチメント義歯
磁石の力を応用して義歯を固定します。
着脱も簡単で扱いやすく安定した義歯です。